「同潤会」とは、関東大震災の復興事業のため設立した財団法人で、その活動の一環として、地震に強い鉄筋コンクリート造の共同住宅「同潤会アパート」を1926～34年にかけ16棟建設しました。

いずれも、当時の日本の住まいとしては最新鋭の設備や考え方が盛り込まれ、のちの公団住宅や民間マンションに多大な影響を与えました。

しかし、築後50年を過ぎた昭和後期から老朽化が問題となり、次々と取り壊し、再開発が始まりました。その中で最後の生き残りとなったのが、「上野下アパート」です。

私は、最後の姿を見ようと現地に足を運び（当時2012年12月）外観だけでもと写真に収めました。また、上野下アパートをきっかけに、集合住他の歴史などに興味を持つようになった。

集合住宅史に残る、建築としてここに残しておきたいと思いました。

ブログにざっと集合住宅の歴史を記しています。
https://aoyamabussan.co.jp/blog/post-113/

※2013年5月に解体。現在は、ザ・パークハウス上野という14階建てのマンションが建っている。

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